みなさんこんにちは。さくらやです。
嵯峨の初夏の風物詩、450年以上の歴史を持つ嵯峨祭の季節がやってまいりました。
嵯峨祭は応仁の乱(1467年~1477年)の後に、後奈良天皇が大覚寺に愛宕神社・野々宮神社の祭の修造を指示し、大覚寺の祭として始まったといわれています。
毎年5月の第3日曜日に神幸祭、第4日曜日に還幸祭が行われます。
神幸祭は嵯峨釈迦堂(清涼寺)前にある御旅所に神輿を安置し、神霊(みたま)を神輿に移す神事が行われます。
還幸祭では5本の剣鉾・愛宕神社と野々宮神社の2基の神輿・獅子舞・子供神輿・稚児行列が嵯峨一帯を巡行します。剣鉾は魔物を祓って清める役割がありますので、鉾差しを披露しながら行列を先導します。
剣鉾の種類は五十音順に、潟鉾(おもだかぼこ)・菊鉾(きくぼこ)・麒麟鉾(きりんぼこ)・牡丹鉾(ぼたんぼこ)・龍鉾(りゅうぼこ)の5本です。
2基の神輿が揃って担がれる所は、圧巻です!
大覚寺では普段は使われない勅使門(ちょくしもん)が開けられ、神職による祝詞と僧侶による読経が行われます。
また、元禄4年(1691年)に俳人・松尾芭蕉も見たそうです。松尾芭蕉は弟子の向井去来(むかいきょらい)の草庵である落柿舎(らくししゃ)を訪れて、4月18日から5月4日まで滞在したことを『嵯峨日記』に記しているそうです。
因みに、以前神輿を担いでいた立場から申しますと、ギャラリーが多い方が調子に乗ってさらに張り切って担いだりするので、ぜひ皆さん見に来て下さい。
嵯峨祭2016予定表
神幸祭 2016年5月15日(日曜日)10:00から
還幸祭2016年5月22日(日曜日)10:00から
還幸祭の巡行予定表
10:00頃 御旅所から神輿が出発
12:00頃 大覚寺に到着
14:30頃 嵐山中之島公園に到着
17:00頃 御旅所に到着
さくらや駐車場情報
当日は巡行のルートに伴って、一時通行止めになる場合があります。警察官や警備員の方の指示に従って、安全にお越し下さい。